【何も知らないけど、キミが好き。】1巻 心をえぐる登場人物とあらすじの感想
「何も知らないけど、キミが好き。」は、2.5次元嫌いのオタクOLと舞台俳優の恋愛を描く物語です。
好き嫌いの価値観が180°反転したとき、人間はどこまで突き抜けてしまうのか?
「安全圏外のラブストーリー」というキャッチコピーを持つ本作が、僕たちに何を見せてくれるのか?
常識というブレーキを取っ払い、人が押し隠すほの暗い欲望を解放した登場人物の魅力と怖さについて、ネタバレを抑えながら紹介していきます。
キレイな絵に惹かれて買ったけど、中身は恐ろしいモノでした・・・
作品概要 ・あらすじ
- タイトル:何も知らないけど、キミが好き。
- 著者 :きし晴護
- 出版社 :集英社
- 連載誌 :ヤングジャンプ
- 最新刊 :1巻(2023年7月)
- 媒体 :電子書籍、単行本
オタク趣味を隠して生きるOL 小田巻愛理
ある日、推し漫画「彗星のタッキュー」が舞台化されることを知り激怒する。
彼女は筋金入りの2.5次元嫌いだったのだ。
しかし、鉄骨入りの2.5次元好きな友人に誘われて渋々舞台を鑑賞することに。
その日、彼女の価値観は激変する。
何も知らないけど、キミが好き。の登場人物
- 小田巻 愛理:2.5次元嫌いのオタクOL。翠に誘われた舞台鑑賞でファンになる。
- 翠:愛理とは真逆のオタク友達。同担拒否の過激なファン。
- 沖上創平:売れっ子俳優。舞台「彗星のタッキュー」で主役の九重地久を務める。
- 梶城ゆーた:ユーゴ役を務める長身の俳優。業界やファンを見下している。
何も知らないけど、キミが好き。の見所
圧倒的な感情描写
引用元 何も知らないけど、キミが好き。 1巻
愛理は周りに趣味を隠しているため、感情をさらけ出すのはオタク仲間の前だけです。
しかし翠は違います。
彼女は気に入らない相手への攻撃的な態度を一切隠さない。
他人の言葉を意に介さず、自分の思うがままに生きる一種の強さを持つ。
敵意を簡単に表しすぎる彼女は一見暴力的な女性ですが、友達への好意もあけっぴろげに口にします。
ある意味、純粋な女性と言えるのかもしれません。
「沈黙は金」なんて言いますが、ここまで自分を隠さない翠を見ていると羨ましくもあります。
常識を捨てる怖さ
引用元 何も知らないけど、キミが好き。 1巻
アイドルの色恋沙汰はよくあること。一般人の手が届かない存在じゃない。
偶然にも沖上創平と会えた愛理は、舞台俳優を特別視しすぎていたのかもしれないと感じ始める。
愛理が持っていたブレーキともいえる常識は、翠の応援によって完全に崩れます。
最初は過激な発言をするくらいだったオタクOLが、突然アクセル全開にする姿はかなり怖い。
オタク趣味を持つ自分としては、自分の中にもこういう一面があるのではと少し挙動不審になります💦
何も知らないけど、キミが好き。のまとめと感想
引用元 何も知らないけど、キミが好き。 1巻
美麗な絵で華やかな物語かと思いきや、感情をためらいなくさらけ出す描写で読者に冷や汗をかかせる純愛。
それだけでなく、こんなことがありうるかもしれないという展開。
正しさを寄せ付けない灼熱の意思
リアリティのある会話シーン
今が良ければいいという刹那主義
この3点が本作の迫力を後押しする大きな要素です。
彼女たちの行動を認めないという人は多い。
作中でもSNSを通して攻撃する文章がズラリと並んでいます。
しかし、心のどこかで彼女たちを羨む人もいるでしょう。
自分さえよければいいという自己中心的思考は、現代社会では危険人物扱いです。
しかし周りの視線・言葉・空気に影響されないという強さに憧れる人もいます。
愛理はまだ道を踏み外し始めたばかりで、翠ほど突き抜けていません。
彼・彼女たちの進む先に何が待っているのか。
怖くもありますが先の気になる作品です。
正直大団円を迎えられると思えませんが、不幸な結末にならないのを願うばかりです・・・。
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