【ぼくらはみんな*んでいる】1巻 あらすじ解説 死んでも死なない世界
死んだらどうなるんだろう?
なんて一度は考えた人は多いはず。
転生するとすれば、あなたは次の人生に何を望みますか?
虫や鳥、魚、植物、ひょっとしたら微生物にでもなるかもしれませんね。
今回紹介するのは【ぼくらはみんな*んでいる】
未知のウイルスによって人が死ななくなり、ゾンビになってしまう世界。
ゾンビと聞いたらバイオハザードが浮かぶと思いますが、この漫画の死者はモンスターになりません。
死んでも意識を取り戻す。
自分で死亡届を出さなければならない。
3大欲求は消え、体は冷たくなり、心臓は止まっているのに動ける。
いろんな人物が短いお話を展開するオムニバスとなっています。
とはいえジャンルはホラーというわけではありません。
むしろ死んでから生き生きとするキャラが、ちょくちょく出てきます。
死んでも働かされる、死人にムチ打つぶっ飛んだ世界。
体は冷えても心はほんのりあたたまる。【ぼくらはみんな*んでいる】を紹介させていただきます。
流石に死んだら働きたくない・・・
作品概要 ・あらすじ
- 作者 :金田一 蓮十郎
- タイトル:ぼくらはみんな*んでいる
- ジャンル:ゆるふわゾンビライフ
- 出版社 :スクウェア・エニックス
- 連載誌 :ヤングガンガン
- 最新刊 :1巻(2023年9月)
- 媒体 :電子書籍、単行本、週刊誌
引用元:ぼくらはみんな*んでいる 1巻
ブラック企業に勤めて5年
上司に八つ当たりされて残業三昧の砥山 紘一(とやま こういち)
ある時、不眠症状と食欲不振が続いた。
なのに体調は悪くなるどころか、特に異常は見られない。
顔色の悪さを指摘され、念のためにと病院で診察を受ける。
「あなた、とっくに死んでます」
「えっ」
死因は過労
体が腐らないようにと防腐剤をもらい、とりあえずは翌日も出社した。
外を歩けばゾンビをファッションにした人が練り歩く。
年がら年中ハロウィンだ。
ゾンビになったからといって、特に排除されるわけではない世界
むしろよくなることもある。
恋や趣味に目覚める人がいれば、笑って復讐に走る人。いろいろだ。
死んでも死なず、ゾンビが日常になった世界で人々はどう生きるのか?
ぼくらはみんな*んでいるの登場人物
- 砥山 紘一(とやま こういち):27歳男性。過労死でゾンビになる。
- 寿々木:砥山の同僚の女性。砥山がゾンビになってから告白し、晴れてカップルになる。
- 杏野 春実(あんの はるみ):女子高生。通り魔に襲われてゾンビになる。
- 合川 ひとみ:ゾンビ夫妻の片割れ。浮気性の夫に我慢できず毒殺するもゾンビ化される。
- 合川 紀之(のりゆき):ゾンビ夫妻の片割れ。包丁を振り回す妻を突き飛ばしてゾンビ化させてしまう。
ぼくらはみんな*んでいるの見所と感想
いい意味での命の軽さ
引用元:ぼくらはみんな*んでいる 1巻
命の重さを重視するキャラ、命を軽くあつかうヤバイキャラ
漫画でも現実でも、人の生き死には僕たちの感情を大きくゆさぶります。
この漫画では命の重さはどうなっているか?
とことん軽い。
1巻で登場するゾンビキャラは、特に悲しんだり苦しんだりしません。
周りの家族や友人は心配しますが、時間が経つとみなさんゾンビに慣れてくる。
ゲームをひたすら遊ぶ人や、雑誌やテレビに出て人生を楽しむ人などもいます。
ゾンビは特に差別されず、堂々と着飾って外を歩く。
見た目をよりゾンビらしくするぶっ飛んだ人も出てくる始末。
ある意味差別のない、優しい世界かもしれません。
食事や睡眠も必要なくなるので、ゲーム実況者あたりも増えそうです。
食べる楽しみがなくなるのは勘弁ですが!
死んでも働かされる恐怖
引用元:ぼくらはみんな*んでいる 1巻
↑画像はこの漫画最大の恐怖といってもいいでしょう。
何もかもイヤになって人生を投げ出す人がいますが、死んでも死ねずまた働けと言われたら間違いなく発狂します。
法律がどうなっているのかわかりませんが、労災でガッポガッポなようなので、その点は救いといえるかもしれません。
とはいえ砥山はそこまで重く考えず、ふらっと出社。
同僚もやんややんやと取り囲み、ちょっとしたお祭り騒ぎ。
過労原因の上司は同僚の報告で退職
労働環境は見直され、会社の風通しも良くなる。
同僚女性に涙ながらの告白をされてカップル成立
まさしく死が救いとなった砥山
ここまで命が軽くなると、この世界大丈夫?なんて不安になります。
ゆるふわゾンビものなので、重い展開にはならないと思いますが、油断は禁物。
ウイルス変異でバイオハザード、なんてことにならないよう祈ります。
ヤバくなったらすぐ相談。これ大事!
ぼくらはみんな*んでいるのまとめ
引用元:ぼくらはみんな*んでいる 1巻
仕事や就活、部活、宿題、人間関係
世の中ウンザリすることが盛りだくさん。
死んで楽になろう。
イヤなもの全部投げ出そう。
そう考える人は少なからずいると思います。
【ぼくらはみんな*んでいる】を読んで、どんな感想が出てくるでしょうか?
自分が死んだらどうなるだろう。
誰かに相談していたら何かが変わっていたのでは?
ニクイあんちくしょうのせいで、何で誰かがくたばらなあかんねん。
いろんな思いが頭に浮かびそうです。
命が重いのか軽いのか、ダークとゆるさの間を行ったり来たりするこの漫画はどんな話になっていくのか。
一味違う日常モノを味わい方は、ぜひ一度手に取ってみてください!
最後まで読んでくれてありがとうございました!気になった方は試し読みをどうぞ!
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ぼくらはみんな*んでいるの2巻発売日
本作1巻は2023年9月25日に発売されました。
ヤングガンガンの発売スケジュールは、およそ半年前後となっているので、2巻発売は2024年3月前後になりそうです。
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