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【アニメ紹介】涙・名言・男の意地 スクライドの魅力を伝えたい!

拳のぶつかり合い
モンド
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youtubeでも配信されたりTwitterのトレンドにもあがったことがあるので、知っている方は割といるかもしれません。

しかし少しでもこの作品の素晴らしさを伝えるためにあえて語らせてもらいます!

ただ熱いだけではない。

ただ泣けるだけでもない。

意地を張り続けた男たちの背中をその目に焼き付けましょう。

 

多少のネタバレあり!

作品紹介・あらすじ

タイトル:スクライド(s.CRY.ed)

話数:26

放送期間:2001年7月~12

ジャンル:バトルアクション

日本の神奈川県で突然起きた大隆起現象

大地が突然引き裂かれ、政治・経済的な機能は失われ、その地に住む人々は自力で生きのびることを強いられた。

数年後、本土からの支援もあって次第に復興するものの、安定した生活を送る市街と崩壊した区域に住む人々とで社会は分断されている。

そしてこの地の住人の中に、特殊な能力の持ち主が現れ始める。

アルター

周囲の物質を分解・再構成し、様々な現象を発現する能力

ネイティブアルター

アルターの暴力で自らの欲望に従って無法の大地を生きる者たち

HOLDと呼ばれる武装警察機関

中でもアルター犯罪者に対抗するために設立された部隊の名はHOLY

カズマと劉鳳

2人の男が出会う時、ロストグラウンドは再び大きく揺らぐ。

 

スクライドのキャラ紹介

カズマ

この物語の主人公かつ名言製造機の1人

人差し指から小指まで順に曲げて最後に親指を強くにぎりこむ拳をマネした人は多いはず。

アルター能力で依頼をこなす何でも屋ですが、共に暮らす由詑かなみという少女にはそのことをかくしています。

依頼で入った金を困っている子供に渡したりと、主人公らしい優しさがあります。

その行動で生活費が足りなくなることもあるため、年下のかなみには普段からふらついてるばかりで甲斐性無しのロクデナシなんて言われたりも・・・

ケンカ好きで負けず嫌い、人の名前を覚えるのが苦手、考えるのも苦手、本人も自分が無い無い尽くしだとよくわかっている。

しかし一度決めたら絶対に曲がらないその人格は、周囲に良くも悪くも大きな影響を与えます。

物事を後回しにする人間を何度も見てきたことから、次の名言が生まれました。

 

明日やればいい そういって何もしないやつらをたくさん見てきた

俺はそうはならない 絶対に違ってやる

この言葉は見ている僕たちの心にもグッときました。

めんどくさいことになった時は、この言葉を思い出せば後回しにできなくなります。

多分!

唯一絶対の自信を持つのは自慢の拳

最初から最後までその拳でなぐり抜く。

自分が解説する作品にはよくありますが、この男もまた人質が通用しません。

もう1人の主人公が人質を見てためらっている間もアルターを止めず、全力で敵に殴りかかっていく様はいっそ痛快。

人質からしたらたまったものではないですが

この時の喉がちぎれそうなうなり声もすばらしい。

アルターを発動すると右肩から指先まで鎧を身にまとい、右肩甲骨から小さい羽根のようなものが3枚生えます。

拳を地面に叩きつけて高く飛び上がることもでき、普通に殴るだけでもコンクリートを砕けるようになるが、本命は3枚羽を使っての突撃。

羽が1枚砕けるとそこから何らかのエネルギーを放出し、すさまじい加速からの全力パンチで真正面からあらゆるものを打ちくだく。

羽を使う技をそれぞれ

衝撃のファーストブリット

撃滅のセカンドブリット

抹殺のラストブリット

と呼んでいる。

劉鳳との初戦では今までどんな相手にも打ち勝ってきた拳が全く通じず、鼻っ柱を完全にへし折られることに。

カズマと劉鳳の因縁はここから始まり、互いに大事なものを傷つけながら何度もぶつかり合います。

中盤では2人そろって恐ろしい目つきになり、アルター同士の衝突で再び大隆起現象が起こるほどの大げんか

終盤でお互いが大事なものを失って涙を流す姿には、こちらも鼻水が止まりません。

DMM TVでスクライドを見る

 

劉鳳(りゅうほう)

もう1人の主人公にしてカズマのライバル

絶影という人型のアルターをあやつり、ネイティブアルターの捕縛任務をこなすHOLYの実力者。

実力の高さもあるが、特に並外れているのがその信念。

ネイティブアルターを暴力でおさえつける過激な行動に反対する者もいます。

作中ではカズマへのいらだちもあり、ネイティブアルターへ警告も無く一方的になぎはらうことも。

カズマに対しては、最初はその他大勢のネイティブアルターと同一視していた。

しかし、火がついたカズマからの反撃をもらい、互いに名乗りあってライバル視し始める。

普段は力を抑えているが一度その力を解放すると絶影が変形し、足が尻尾になったり拘束されていた腕を解放してロケットパンチできるようになったりと超格好よくなります。

互角の力を身につけたはずのカズマを再び圧倒

ここまでボコられる主人公もめずらしい。

中盤の大げんかでは、今の時代に流して大丈夫かってセリフが飛び出すのでおどろきです。

リメイク劇場版でもしっかり流れたので、意外と世の中は心が広いのかもしれませんね。

君島 邦彦

カズマがめずらしく名前をおぼえている男

戦友にして親友

アルター能力を持たない一般人ですが、その度胸と人脈はズバ抜けています。

HOLYに対抗するため、暴走しがちなネイティブアルター達に声をかけて、一応の集団としてまとめる能力の持ち主は恐らく他にいないでしょう。

ある時はカズマが依頼を終えるまでの間、自分を担保にして依頼者達のサンドバッグ代わりになっていました。

具体的にどういった流れだったのかはっきりしませんが、それを見たカズマは君島への評価が大きく変える。

金払いのいい仕事を持ってきてくれる男から、意外と根性のある男へとランクアップ

これは勝手な予想ですが、君島をボコっていた依頼者達はカズマの返品不可なお礼参りをされてそうですね。

何十メートルも飛び上がったり、ビルを粉砕できるような能力者と仲良くケンカできる一般人と言えばこの男のすごさが伝わるでしょうか?

物語の中盤、HOLYによってカズマがアルター能力者であることをバラされ、アルター犯罪者として見られてしまう。

 

HOLYによるネイティブアルターへの弾圧

無法地帯で必死に生きる人々の強制収容

力を持たないことへの悔しさからカズマに辛く当たることも

カズマと共にHOLYの理不尽にあらがってきた君島は我慢の限界に達した。

包囲するHOLDを突破し、銃撃されながらも車を飛ばしてカズマを助けるために走る。

クズだバカだと笑われても ゆずれないものがある

こんな自分の心にも 燃えているものがある

男には 意地がある

ここでの叫びは、個人的スクライド名シーンランキングのトップを争う。

このシーンのためだけにスクライドを見る価値があるといっても間違いではありません。

ストレイト・クーガー

恐らくアニメ史上最速で口が回る男

世界三大アニキの1人

本作は濃いキャラが多いですが、この男こそがスクライドで最も濃いキャラです。

気に入った相手の名前をわざと間違えたりしますがこれは親密感のあらわれ

文化を好み、様々なジャンルの本を読んでいる。

元はネイティブアルターだったが、ある時期にHOLYへ入隊

アルター能力は車を変形させてどんな道も突っ走ったり、足に鎧をまとっての高速戦闘が可能になるラディカルグッドスピード

本人曰く、走ることが仕事なので面倒な戦闘は他に任せているそうな。

そしてクーガーを濃くしているのがなんといっても早さへのこだわり

初登場は2話ですが、いいとこのお嬢さんを助手席に乗せながら突然アルターを発動

テンションを跳ね上げて車を爆走させつつ、すさまじい早口で自分の文化論を語ります。

目的地に到着するとかかった時間を口にして、また世界を縮めてしまったと満足

客人が吐き気をこらえたり後ろで限界を超えた車がオシャカになってますがそこはスルー。

登場するたびに早口が流れるのですが、回を重ねるごとに速さと量が増していき、それでもはっきりと聞き取れる技量に感動します。

こんな面白キャラですが、ただ早口で物語を加速させるだけじゃありません。

終盤、別の男に惚れている女性を守るためにラスボスへと突撃

あなたの恋は実らないと笑われようと、そんなことは百も承知

たとえ自分に振り向かなくとも 女を守るためならば立つのが男だと

遂に文化の神髄を見つけたと吠える

正直、このシーンは自分の表現力が足りなくて上手く文章化できてないですが、それでも書かずにはいられない。

道化の3枚目が命をかける見せ場

これぞ男の義務教育

スクライドの見所

魅力的なキャラが多いこの作品、くわしく語ろうとしたらネタバレ全開になるので色々省略してますが、キャラ以外での見所といえばOPと次回予告の2つでしょうか。

最初は動きが少なくてあまりおもしろくないかな~とも思いました。

しかし話が進むと歌詞が変わり、画もどんどんハデになっていくので今度はどんなOPが流れるのかとワクワクしたものです。

そして次回予告は皆さん大好きな若本 規夫さん

ドラゴンボールのセルといえばわかるはず

最近は巻き舌が有名な方ですが、しぶく落ち着いた声で時々バカみたいな予告もするので最後まであきさせません。

スクライドのまとめ

世の中色んなアニメがあふれていますが、熱く・格好よく・笑い・泣けるとそろったこの作品が自分のイチオシです。

トライガンが暴力反対ラブアンドピースの教科書だとすれば、スクライドは男の意地と背中の語り方を教えてくれる作品ですね。

男らしくしろ、女らしくしろという言葉がレッテルだと言われる世の中

自分もそういった言葉の押し付けは苦手です。

しかし、一昔前の勢いに任せた意地を張り合うケンカを見てみたいという方が、きっと世界のどこかに居ると思ってこの記事を書きました。

少しでも興味を持ってスクライドに触れてもらえたら幸いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

DMM TVでスクライドを見る

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漫画読破歴20年超えのタヌキ
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